門司ー長崎236キロソロライドに挑戦(途中でスマホがえらいことに・・)

長崎の坂本龍馬像(激坂の末・・)
行きたかった亀山社中(陸奥宗光の足跡を訪ねたかったのです)

2021年10月のコロナの緊急事態の解除を受けて、ソロライドならそろそろと思い立ち、リサーチをしてみました。 いくつかソロライドで行きたいところがあり、その候補の中から、輪行後起点となる場所から2~3日で、2~300キロ走ることを想定し、かつ、私がまだ行ったことがなく、ぜひ行ってみたいと思っていた長崎へのソロライドができないかに絞り込み、その経路や、旅費、日程等につき、調べてみました。  ネットで調べると、大阪(梅田)または三宮から福岡まで輪行のできるバスが2本ありました。一方、四国一周で初めてフェリーを使ってその便利さ(バイクを畳む必要がないことや、コロナ対策で密はバスよりも避けれる等)を経験していましたので、今回も、フェリーも候補に検討しました。 フェリーは、神戸の六甲アイランド港から門司へ行くフェリーが見つかりました。

種々検討の結果、 出発は、2021年10月20日(水)とし、バスで行くことに決めたのですが、10月19日に、予約状況をみると、何と満席でした。あれっ?! それまでも何度かネットで見た時は、常に空いていたのに。仕方なくフェリーの状況をみたところ、阪九フェリーは空いていました。 そこで、2021年10月20日に自宅の明石から六甲アイランドまでロードバイクで行き、フェリーに乗り、翌朝7時、門司に到着し、その後、博多を目指し、初日130キロで唐津まで、二日目は106キロで、唐津から長崎までのライドをする計画としました。また、長崎では、いくつか行きたい場所もあり、到着後は一日休養と観光をし、翌日、JRで長崎から輪行で、博多からバスか、門司からフェリーに乗るというコースを想定しました。

予定通り、2021年10月20日(水)に自宅からロードバイクで38キロ走り、六甲アイランド阪九フェリーターミナルに行き、午後6時半のフェリー「せっつ」 に乗船し、翌日の朝7時に新門司港に到着しました。あいにく小雨模様です。陸に上がり、とりあえず雨対策(撥水ズボンとジャケット)をして、7時45分に今回のソロライドをスタートしました。

 その後、国道3号線をしばらく行くと、博多の表示があり、ひたすらこの国道を進みました。国道3号で博多まで60キロ程度走ると、渋滞区間があり、やっと混雑が抜けたところに「昭和通り」とあり、これに唐津の文字が出てきました。ほっとしました。あとはまっすぐ進むだけです。しばらく進むと、きれいな砂浜(長垂海浜公園)がありました。2つ目の砂浜(姉子の浜)には、多くのサーファーが、この少し肌寒い中、沖で波待ちしていました。

ここで、今日の宿を予め想定した「虹の松原ホテル」をネットで押さえました。実は、余裕があれば、伊万里までと思っていたのですが・・・。どうも、100キロを過ぎると、スピードがかなり落ちてしまいますね。

宿に近づく直前に、広大な、松林があり、その広さと、高く茂った松にびっくりです。「虹の松原ホテル」は、広大な松林を抜けた所にありました。

本日の走行距離は、129キロ。

翌日、朝起きると、またもや、あいにくの小雨でした。今日は、長崎までの106キロなので、あまり早く出ても、ホテルのチェックイン待ちとなるため、8時半に出発しました。出発するとすぐに、小雨が大雨になり、いやな思いで、慎重にロードバイクを進めていると、伊万里あたりでは、晴れ間がでてきましたので、撥水ズボンを脱ぎ、多少は走りやすくなりました。

####### スマホがない?! ########

唐津から30キロ程度走った時でしょうか、ふとハンドルのスマホホルダーを見ると、スマホがないのです。あれっ・・・。慌てて、バイクを止め、後ろを見ましたが、見当たりません。途方に暮れ、100メートル位戻った道路の端に、無惨にもクルマにひかれた私のスマホを発見しました。その時は、頭が真っ白になりましたね。まず、長崎への道がわからない、次に家族に連絡できない、帰りの足の予約ができない等々。唯一幸いだったのは、長崎の宿の予約は、たまたま唐津で済ませていたことです。でも、ホテルの場所がわからず、これは聞けば何とかなりそうです。

落ち込んだ気持ちを立て直し、昨晩グーグルマップで見た道を思い出しました。多分、国道202号線を行けば何とか長崎まで行けるだろうこと、そしてできるだけ早く長崎につき、スマホ店(楽天モバイル)に行くことを念頭に走りました。

202号線を行くと、方向だけの勘?でペダルを進めましたが、長崎まで60キロ位になった時でしょうか、道路標識に長崎の文字が出た時は、ほっとしましたね。当然ですが、スマホが壊れたので、マップもカメラも使えません。大きな橋(西海橋?)では、写真を撮りたかったのに、空白の数時間です。

何とか15時頃に長崎に着くことができました。普通ならここで達成感に浸れるのですが、そんなどころではなく、まず最初に行くべきは、長崎駅の観光案内と思いつき、幸いすぐに見つかり飛び込むと親切な女性職員が、観光地図にホテルと楽天モバイルの位置をプロットしたものを渡してくれました。感謝感謝です。

すぐに眼鏡橋そばの楽天モバイルに飛び込み、事情を話すと、ここでもまた親切な女性店員が対応してくれ、無事、新しいスマホを買い、すぐに繋げてくれました。なお、あんなにひどく車に轢かれたスマホでも、SIMとSDカードは、生きていました。これもラッキーでしたね。不幸中の幸いってあるものです。

車に轢かれたスマホ

その後、ホテルにチェックインし、いつも通りランドリーで洗濯をし、風呂で汗を流し一息つきました。新しいスマホも使えるようになり、早速、帰りの予定を考え、JR特急の予約と乗車券は明日に長崎駅で購入するとしても、どこまで行くか決めねばなりません。その前に以前から考えていた門司近くの高校時代の友人に会えれば、門司で会いたいと思っていましたので、会えるなら門司からフェリー、だめなら博多からバスを検討しました。その友人に久しぶりにメールすると都合よく門司で会うことができそうでしたので、結局、明後日の帰路は門司までJRで行き、門司港から六甲へのフェリーに決定です。

この日は、 走行距離:106キロでした。2日間で走った距離:235.26キロ、平均時速:22.24キロ、時間:10時間29分でした。

長崎では、「ホテルマリンワールド」で、2泊しました。ロードバイクの部屋置きも難なくでき(一般的にはまだ、交渉してもダメなケースが多いのです)、中華街も近くで、フロントの方も親切でした。

長崎に着いた翌日は、ロードバイクのサドルバッグを外して動き易くし、まず、長崎駅で翌日のJRの切符を購入しました。その後、最初に浦上天主堂、平和公園、次に一番行きたかった亀山社中(竜馬も好きなのですが、陸奥宗光の足跡を訪ねたかったのです。)を目指しました。亀山社中では、延々!!(数十段)とバイクを担いで階段を登りました。ロードバイクを担いで階段を行く奇特な人はいないのでしょうね。その後、坂本竜馬像がある公園を目指したのですが、これが仲々の激坂でした。

予定した観光をした後はホテルに戻り、ロードバイクを部屋に入れ、フロントで長崎ちゃんぽんの美味しい店を聞き、遅い昼食に行きました。立派な店で、安くて美味でラッキーでした。

翌朝、朝9時にホテルをロードバイクで出発し、長崎駅でロードバイクを畳み、輪行袋に入れました。その日は特急「かもめ」に乗り博多まで、快速で門司駅まで行き、午後2時前に門司に着きました。門司駅では、コロナ下、2年ぶりに高校時代の旧友と再会でき、遅いランチを取りながら2時間ほど楽しい時間を過ごせました。無論オープンエアのレストランで、会話はマスクですね。 ランチを終えた後、4時半に、輪行のまま門司駅から新門司港行きの連絡バスに乗り、6時半の阪九フェリーに乗船しました。乗船後、往路同様にゆっくりと船内の露天風呂を楽しみ、ビュッフェでおいしいビールを飲み、今回の旅を振り返りました。

翌朝2021年10月25日(月)朝7時に六甲フェリーターミナルに着きました。外はまたもや雨です。困った。流石にこの雨では、ロードバイクを組み上げる気にならず、JRで輪行することにしました。我ながら根性がなかったですね。

今回のライドを振り返ってみて思うのは、ワンウエイの旅程だと輪行で重たいロードバイクを運ばなければならないのですが、一周(ラウンド)だと、沖縄一周のように起点(那覇)に輪行バッグを預けることができ、重い輪行袋を持ち歩く必要がなく、また、達成感という意味では、ラウンドの方があるような気がしますね。

次回は、どうしようか・・。

詳細は、サイクリスト用ホームページに記載。

http://royroy.wp.xdomain.jp/category/roadbike-roy/roadbike-roy-roadbike-roy/

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