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4年ぶりに西粟倉ヒルクライムに挑戦・・結果は?

岡山の西粟倉に到着

2022年9月4日(日)に4年ぶりに岡山の「西粟倉ヒルクライム」に参加しました。コロナ下で大会がなくなったり、あっても躊躇していたのですが、いままで3回の参加実績(2016~18で、但し場所は同じで当時は「ヒルクライムIn若杉」という名前でした)があることや、エントリーフィーが安く(3000円)、コロナのことや天候などの状況次第で無理してまで行かない、不参加でも構わないという前提で申し込んだのです。

当日は、台風の影響の風が心配されましたが、運よく風もそれほどでもなく、晴れでした。朝5時起きで、車にロードバイクを積み、6時に家を出発し、100Km運転し、約1時間半で現地に到着しました。明石からだと播但および山陽、鳥取の各自動車道ともスイスイで予定より1時間以上も早く着いてしまいました!?。会場について見渡してみると、いつもながら高そうなバイクが多く、1グラムの無駄もないレース仕様がほとんどです。私のようなロングライドをする上で、ヒルクライムが避けられないためにやりはじめ、ロングライド同様に完走が目標の参加者はマイナーなのでしょうね。

今回、久しぶりに来てみて驚いたのは、ディスクブレーキが、半分近くもあったことです。時代の流れなのでしょうね。私のような輪行をする場合には、ディスクは少し厄介(バイクを畳む時に壊れないかとか・・)なのですが。

9時過ぎからの開会式のあと、170名ほどの参加者が、10時10分から順次スタートして行きます。若いグループからですので、私は、60才台(Eグループ)と70才台(Fグループ)、女性(W)の3グループ約15名とともに、最後での一斉スタートです。(エントリーはE12名、F2名、W1名でした。) 最後のスタートというのは、順位を争う参加者に迷惑をかけず、これもいいですね。

開会式の様子

私は、距離12キロ、獲得標高806mの完走が目標でしたので、後ろから4番目ぐらいで、ゆっくりベースで行きましたが、過去3回のコースと違い、勾配がきついのです。あれっていう感じです。ちょっと戸惑いながら我慢して登っていきました。途中、6Kmくらいまでで、50才台(Dグループ)から遅れてしまった人が2名と、高校生のママチャリ参加(ほんとうにすごいことです。よく登ってこれたねと声をかけましたが・・)1名を抜きました。もっとも、後ろにいた同じEグループの1名と紅一点の女性には抜かれましたが・・。そんな中、8キロ地点で、何やらスタッフが進行を止めているので何事か聞くと、「タイムーオーバー」とのこと???。初めてのことで、そういえば、開会式の時に「11時までに、チェックポイントに着かなければ・・」と言っていたような。他人事で聞いていました。

どうも私の前にいた2名と後ろの5名(多分?)が、タイムオーバーのようです。残念ながら、今回は記録も残らないようです。今まで3回は、ネットに記録が残っていたのに・・。

その後、一緒に下山した中で2名の参加者(EとFグループ)が、メインのスタッフに、少しタイムオーバーが早いのではという質問をしておられました。1名のFグループ(70才台)の方は、あっちこっちの大会の参加経験者で、「ここは一番早いタイムオーバーではないか」とくい下がっておられました。その時のスタッフの回答は、「前回春の大会もこの時間で切り、誰もリタイヤがなかった」ということでした。(コースは一緒なのかは調べていませんが・・)

よく考えてみると、この70才台の方は、参加者が少ないので完走さえすれば、表彰台なのです。私は全く縁がないのですが、表彰台に立つって、いくつになっても、きっと頑張ったあかしで気持ちのいいものなのでしょうね。

当日の記録:スタートから8Kmでタイムオーバーでリタイヤ。下山と合わせ、計測は、往復距離17.26Km、時間:1H22M40S、平均時速12.4Km。獲得標高634m(ゴールの場合は、806mでした。)

(追記)最後のスタートの後ろに、登録外(ゼッケンなし)の若い方が「抜かない」ということを条件に「一緒に走らせてもらってます」と言っておられました。この方がすごい高そうなバイクで、いかにも早そうな恰好でかつグローブなしでした。私達たちがタイムオーバーで待っていた時も余裕でしたが、あの人は何だったのしょうか。聞いておけばよかった。有名な人だったのでは?

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ロードバイクで伊豆半島一周ソロライド283キロに挑戦・・激坂、野猿の群れに遭遇、落車も

伊豆半島一周の計画(距離は推定)

コロナ禍のソロライドも四国一周、沖縄一周、門司-長崎と3回を終え、次回はどこかと考え、検討の結果、今年2022年は、「伊豆半島一周」、できれば、私が好きな「箱根駅伝5区」を走ってみたいということもあり、チャレンジしました。

今回、色々調べていく過程で移動は「WILLER」バスの輪行予約に特化したサイトがあり、大阪-静岡3000円台という広告に釣られて、初めてですが使ってみたのです。

伊豆半島一周「イヅイチ」ついてのブログやユーチューブを見ると、どうも2日くらいで走っている人が多いようでした。ルートも色々ですが、私の場合は箱根駅伝5区を走ってみたいので、一番外廻りのコースを検討しました。距離では283キロと出ましたので、距離的に3日間で余裕で行けるかなと思いました。→これが大きなミスでした。

一応の予定として、初日は沼津から128キロで下田まで、2日目は107キロで小田原まで、3日目は48キロで沼津までの案を作り、後は天気を見ながら、結局5月28日スタートとしてバスを押さえました。また、「じゃらん」で見ると、29日は土曜のためホテルの確保の心配があり、普通は足の調子をみて当日予約ですが、今回は前日予約をしました。これが結局、初日の距離を欲張り過ぎたという結果になりました。(後掲)

〇伊豆半島一周挑戦・・前日:2022/5/27(金)・・夜行バス初体験

23:20大阪梅田スカイタワー発のWILLERバスに乗りました。バスは四人掛けシートで、横の席との間仕切りや頭を覆うフードがあり、アルコール消毒を含めコロナ対策もよくしてあり少し安心しました。走行中に関しては、途中乗車やトイレ休憩でよく止まることや、リクライニングとはいえ、慣れないとそうそう眠れるものではありませんね。私は結局、ウトウトの時間ばかりで熟睡感はありませんでした。

〇伊豆半島一周挑戦・・1日目:2022/5/28(土)・・激坂に心が折れそう &西伊豆で野猿の群れに遭遇と恐怖。

バスは、沼津駅北口に8時15分頃につきました。それからロードバイクを組み立て、9時にスタートしました。今日は予定では128キロです。とりあえず「沼津御用邸」の看板を見つけ、その後、県道17号線の海沿いの道を道なりに行きます。

途中休憩:富士山ビュースポット戸田

西伊豆までは、これでもかという激坂と少しのダウンヒルの繰り返しです。さすがに「こんなはずじゃなかった」という思いになります。さらに南伊豆に入るとほとんど車もまれにしか通らないという状況です。そんな中、ダウンヒルの前方に車(アルファード)が止まっていました。よく見ると車の前に猿が数匹群れでいるではないですか。こちらは恐怖です。幸いダウンヒルでしたので、進行方向の左側車線には猿がおらず、数匹が反対車線の車にたむろしている状況でしたので、フルスピードで横を通り抜けることにしました。これが成功しました。もし、上りで時速8キロぐらいしか走れないならと考えるとゾッとしました。今回は、車の運転手さんが猿を引き付けてくれたので感謝です。

(予約したホテルに予定の時間にいけない?)

一周の初日の宿泊先は、土曜日で混むので前日予約をしていました。ということで、今日は何としても、下田まで行かねばならないのでした。実は、80キロあたりで数年ぶりで、両足を攣(つ)るという事態が生じました。めまい症(BPPV)による1か月以上の練習ブランクと、宿泊先を決めたため朝から時間に追われ、まともな休憩を取らなかったせいかもしれませんね。100キロぐらいの地点でまだ20キロ以上残っているのに、4時半を過ぎていました。

困った。そこで激坂の手前で足を休めていたら、ひと気のない山の中で唯一、畑仕事のおじいさんがいたので、下田までどれくらいの峠越えがあるのか尋ねると、「この上の峠をひとつ越えると後は、下りになるよ」とのことでした「????本当かな」と思いつつ、10分ほどの休憩とホテルに遅延連絡をしました。その後、このおじいさんの言う通りでした。この時点で心が半ば折れそうでしたので、この言葉には勇気をもらいました。多分、あの時、話をしなければへこたれていたでしょうね。(きっと宿泊もキャンセル、無論100%ペナルティをしていたかもです。)

その後、順調に20キロのダウンヒルを走り、無事5時26分に「下田伊藤園ホテルはな岬」に辿り着くことができました。このホテルでは、飲み放題、食べ放題でしたので、久しぶりにランドリーだけで済み、一日(というか二日分)の疲れを取りました。

この日の走行距離:119.7キロ(最南端ヒリゾ浜の道を時間がなくスキップしました。)、平均18.1キロ、走行時間:6時間36分。

やっとたどり着いた下田のホテル

〇伊豆半島一周挑戦・・2日目:2022/5/29(日)信号で止まり、ゴーした瞬間に道路上異物で落車する!!!

今日は下田から小田原までの予定107キロです。下田を出て海沿いの道を進みます。道は相変わらず、アップ、アップ、ダウンという感じです。国道135号線に順調に伊東市に入りました。ここで思わぬトラブルに見舞われました。135号線の平坦な道で信号待ちをして、走った後すぐ、道路上にある鉄のアンカー(多分、左折レーンと直進レーンを区切る鉄の突起物)に引っ掛け、落車をしてしまったのです。私は今まで3回の落車があり、最初の落車は、2012年9月の全くの初心者のときに、淡路島一周の南淡でダウンヒルの右カーブで濡れた落ち葉でハンドルをとられ、腰部と上腕肘打撲と唇と眉を切ったことが、一番大きな落車でした。この時は、結構なスピードでしたが幸いにも軽傷で済み、以後、「ダウンヒルでは絶対にスピードは出さない」と肝に銘じて実践しています。あとの2件は、ビンディングシューズを初めて履いての「立ちごけ」と、2年前の夕方の少し暗くなりなじめた時に、信号で停止する直前に、アスファルトが高熱による変形で凹凸があり、やはりビンディングシューズが間に合わず落車というものです。「平地を侮るなかれ」ですね。

この日の落車(4回目)も幸いにも擦り傷と打撲のようでしたので、近くのドラッグストアで消毒薬とガーゼと絆創膏を買い、簡単な治療だけで、残りの30キロ近くを走りました。

熱海を過ぎ、真鶴駅を過ぎた辺りからでしょうか、全く車が渋滞から停滞状態となりました。ホテルは、昼過ぎに今日の予約を入れたのですが、この停滞で遅くなることが予想されました。しばらくすると中型モーターバイクの人達が、たまらず車の左側をゆっくりすり抜け始めていましたので、私もこれの最後尾で行かせてもらいました。感謝です。このため、何とか16時半にホテル(ホテルクニミ鴨宮)に着くことができました。ホテルでは早速、風呂に入り、傷口の消毒をし、ランドリーと夕食の調達で、これらはいつも通りですが、忙しいのです。

本日の走行距離:96.63キロ、平均:18.6(激坂に加え渋滞、停滞の為)、走行時間:5時間16分。

小田原のホテルに無事着いた

〇伊豆半島一周挑戦・・3日目 :2022/5/29(日) 標高874メートル へ

昨日に、この小田原の近くに住む高校時代の同級生にたまたま連絡すると、運よく小田原に来てくれましたので、朝から1時間ほど旧交を温めました。そこで、小田原から沼津までの道をいくつか尋ね、箱根駅伝5区のコースを走ることに決意しました。箱根駅伝5区ルートは、標高874メートルで、ヒルクライム20キロ、その後、沼津までの長いダウンヒル28キロです。

小田原から国道1号線を行き、この日は、気温が30℃近くありましたので、水の補給と休憩を4回と慎重にし、ペダルをゆっくりでもひたすらまわしました。10キロを過ぎると車の数もガクンと減り、カーブで車を気にせず走れました。やっと最高標高の書いた看板まで辿り着くことができました。その後、ここから芦ノ湖までが、ダウンヒルとは知りませんでしたね。このダウンヒルを快調に飛ばし、無事、13時15分に芦ノ湖に到着しました。小田原からの所要2時間15分。駅伝の選手が1時間10分そこらで行くのが、びっくりです。

芦ノ湖の遊覧船乗り場に到着
箱根峠からみた芦ノ湖

芦ノ湖で達成感に浸り、これから沼津までの28キロのダウンヒルです。ウイニングライドは「気を抜かず、ゆっくり」を肝に銘じて走りました。15:24沼津着。

本日の走行距離:48.69キロ、平均時速15.0キロ、走行時間:3時間14分。

3日間総計の走行距離:265.26キロ、平均時速:17.6キロ、走行時間:15時間3分。

なお、その日は、20時40分発のバスなのですが、シャワーと着替えがしたかったので、初めて「メディアカフェ」なるものを3時間利用しました。シャワーがあるのがいいのですが、清潔感がないのがネックですね。

輪行が可能なWILLERバス

伊豆半島一周挑戦(振り返り)・・獲得標高4700メートルにびっくり

家に帰り、レビューしてみると、今までのロングライドは、距離だけで行先を決めていました。人が行けるのだから、多少の坂でも大丈夫だろうで、そもそも獲得標高(上りだけの標高を累積)をほとんど気にしませんでした。それに気にしだすと行くのに逡巡してしまいます。

今回、帰ってきてネットで調べると、獲得標高は、四国一周1000キロで7000メートル、淡路島一周150キロで1100メートル、伊豆半島一周265キロで、な、なんと4700メートル!!!。これをみると、いかにイズイチが大変か今頃になってやっと判りました。また、私は自転車専用のナビもなく、アプリも入れていませんので、グーグルマップの標高グラフだけしか見ません。今回、これで見ると、グラフで見る限り、箱根の874メートルが突出し、箱根以外の坂は、激坂には見えなかったのですね。トホホですね。

でも、今回のチャレンジでまた一つ自信ができました。

今回の教訓 ①「多少の坂は十分な休憩と十分な水分補給により足も攣(つ)らずに登れる。」、②「かりに足を攣(つ)っても、10分か30分程度の休憩で、回復できそうだな」(真実かは?)。

以上

サイクリスト用HPに詳細を記載 http://royroy.wp.xdomain.jp/category/roadbike-roy/around-izu-peninsula-283km/

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門司ー長崎236キロソロライドに挑戦(途中でスマホがえらいことに・・)

長崎の坂本龍馬像(激坂の末・・)
行きたかった亀山社中(陸奥宗光の足跡を訪ねたかったのです)

2021年10月のコロナの緊急事態の解除を受けて、ソロライドならそろそろと思い立ち、リサーチをしてみました。 いくつかソロライドで行きたいところがあり、その候補の中から、輪行後起点となる場所から2~3日で、2~300キロ走ることを想定し、かつ、私がまだ行ったことがなく、ぜひ行ってみたいと思っていた長崎へのソロライドができないかに絞り込み、その経路や、旅費、日程等につき、調べてみました。  ネットで調べると、大阪(梅田)または三宮から福岡まで輪行のできるバスが2本ありました。一方、四国一周で初めてフェリーを使ってその便利さ(バイクを畳む必要がないことや、コロナ対策で密はバスよりも避けれる等)を経験していましたので、今回も、フェリーも候補に検討しました。 フェリーは、神戸の六甲アイランド港から門司へ行くフェリーが見つかりました。

種々検討の結果、 出発は、2021年10月20日(水)とし、バスで行くことに決めたのですが、10月19日に、予約状況をみると、何と満席でした。あれっ?! それまでも何度かネットで見た時は、常に空いていたのに。仕方なくフェリーの状況をみたところ、阪九フェリーは空いていました。 そこで、2021年10月20日に自宅の明石から六甲アイランドまでロードバイクで行き、フェリーに乗り、翌朝7時、門司に到着し、その後、博多を目指し、初日130キロで唐津まで、二日目は106キロで、唐津から長崎までのライドをする計画としました。また、長崎では、いくつか行きたい場所もあり、到着後は一日休養と観光をし、翌日、JRで長崎から輪行で、博多からバスか、門司からフェリーに乗るというコースを想定しました。

予定通り、2021年10月20日(水)に自宅からロードバイクで38キロ走り、六甲アイランド阪九フェリーターミナルに行き、午後6時半のフェリー「せっつ」 に乗船し、翌日の朝7時に新門司港に到着しました。あいにく小雨模様です。陸に上がり、とりあえず雨対策(撥水ズボンとジャケット)をして、7時45分に今回のソロライドをスタートしました。

 その後、国道3号線をしばらく行くと、博多の表示があり、ひたすらこの国道を進みました。国道3号で博多まで60キロ程度走ると、渋滞区間があり、やっと混雑が抜けたところに「昭和通り」とあり、これに唐津の文字が出てきました。ほっとしました。あとはまっすぐ進むだけです。しばらく進むと、きれいな砂浜(長垂海浜公園)がありました。2つ目の砂浜(姉子の浜)には、多くのサーファーが、この少し肌寒い中、沖で波待ちしていました。

ここで、今日の宿を予め想定した「虹の松原ホテル」をネットで押さえました。実は、余裕があれば、伊万里までと思っていたのですが・・・。どうも、100キロを過ぎると、スピードがかなり落ちてしまいますね。

宿に近づく直前に、広大な、松林があり、その広さと、高く茂った松にびっくりです。「虹の松原ホテル」は、広大な松林を抜けた所にありました。

本日の走行距離は、129キロ。

翌日、朝起きると、またもや、あいにくの小雨でした。今日は、長崎までの106キロなので、あまり早く出ても、ホテルのチェックイン待ちとなるため、8時半に出発しました。出発するとすぐに、小雨が大雨になり、いやな思いで、慎重にロードバイクを進めていると、伊万里あたりでは、晴れ間がでてきましたので、撥水ズボンを脱ぎ、多少は走りやすくなりました。

####### スマホがない?! ########

唐津から30キロ程度走った時でしょうか、ふとハンドルのスマホホルダーを見ると、スマホがないのです。あれっ・・・。慌てて、バイクを止め、後ろを見ましたが、見当たりません。途方に暮れ、100メートル位戻った道路の端に、無惨にもクルマにひかれた私のスマホを発見しました。その時は、頭が真っ白になりましたね。まず、長崎への道がわからない、次に家族に連絡できない、帰りの足の予約ができない等々。唯一幸いだったのは、長崎の宿の予約は、たまたま唐津で済ませていたことです。でも、ホテルの場所がわからず、これは聞けば何とかなりそうです。

落ち込んだ気持ちを立て直し、昨晩グーグルマップで見た道を思い出しました。多分、国道202号線を行けば何とか長崎まで行けるだろうこと、そしてできるだけ早く長崎につき、スマホ店(楽天モバイル)に行くことを念頭に走りました。

202号線を行くと、方向だけの勘?でペダルを進めましたが、長崎まで60キロ位になった時でしょうか、道路標識に長崎の文字が出た時は、ほっとしましたね。当然ですが、スマホが壊れたので、マップもカメラも使えません。大きな橋(西海橋?)では、写真を撮りたかったのに、空白の数時間です。

何とか15時頃に長崎に着くことができました。普通ならここで達成感に浸れるのですが、そんなどころではなく、まず最初に行くべきは、長崎駅の観光案内と思いつき、幸いすぐに見つかり飛び込むと親切な女性職員が、観光地図にホテルと楽天モバイルの位置をプロットしたものを渡してくれました。感謝感謝です。

すぐに眼鏡橋そばの楽天モバイルに飛び込み、事情を話すと、ここでもまた親切な女性店員が対応してくれ、無事、新しいスマホを買い、すぐに繋げてくれました。なお、あんなにひどく車に轢かれたスマホでも、SIMとSDカードは、生きていました。これもラッキーでしたね。不幸中の幸いってあるものです。

車に轢かれたスマホ

その後、ホテルにチェックインし、いつも通りランドリーで洗濯をし、風呂で汗を流し一息つきました。新しいスマホも使えるようになり、早速、帰りの予定を考え、JR特急の予約と乗車券は明日に長崎駅で購入するとしても、どこまで行くか決めねばなりません。その前に以前から考えていた門司近くの高校時代の友人に会えれば、門司で会いたいと思っていましたので、会えるなら門司からフェリー、だめなら博多からバスを検討しました。その友人に久しぶりにメールすると都合よく門司で会うことができそうでしたので、結局、明後日の帰路は門司までJRで行き、門司港から六甲へのフェリーに決定です。

この日は、 走行距離:106キロでした。2日間で走った距離:235.26キロ、平均時速:22.24キロ、時間:10時間29分でした。

長崎では、「ホテルマリンワールド」で、2泊しました。ロードバイクの部屋置きも難なくでき(一般的にはまだ、交渉してもダメなケースが多いのです)、中華街も近くで、フロントの方も親切でした。

長崎に着いた翌日は、ロードバイクのサドルバッグを外して動き易くし、まず、長崎駅で翌日のJRの切符を購入しました。その後、最初に浦上天主堂、平和公園、次に一番行きたかった亀山社中(竜馬も好きなのですが、陸奥宗光の足跡を訪ねたかったのです。)を目指しました。亀山社中では、延々!!(数十段)とバイクを担いで階段を登りました。ロードバイクを担いで階段を行く奇特な人はいないのでしょうね。その後、坂本竜馬像がある公園を目指したのですが、これが仲々の激坂でした。

予定した観光をした後はホテルに戻り、ロードバイクを部屋に入れ、フロントで長崎ちゃんぽんの美味しい店を聞き、遅い昼食に行きました。立派な店で、安くて美味でラッキーでした。

翌朝、朝9時にホテルをロードバイクで出発し、長崎駅でロードバイクを畳み、輪行袋に入れました。その日は特急「かもめ」に乗り博多まで、快速で門司駅まで行き、午後2時前に門司に着きました。門司駅では、コロナ下、2年ぶりに高校時代の旧友と再会でき、遅いランチを取りながら2時間ほど楽しい時間を過ごせました。無論オープンエアのレストランで、会話はマスクですね。 ランチを終えた後、4時半に、輪行のまま門司駅から新門司港行きの連絡バスに乗り、6時半の阪九フェリーに乗船しました。乗船後、往路同様にゆっくりと船内の露天風呂を楽しみ、ビュッフェでおいしいビールを飲み、今回の旅を振り返りました。

翌朝2021年10月25日(月)朝7時に六甲フェリーターミナルに着きました。外はまたもや雨です。困った。流石にこの雨では、ロードバイクを組み上げる気にならず、JRで輪行することにしました。我ながら根性がなかったですね。

今回のライドを振り返ってみて思うのは、ワンウエイの旅程だと輪行で重たいロードバイクを運ばなければならないのですが、一周(ラウンド)だと、沖縄一周のように起点(那覇)に輪行バッグを預けることができ、重い輪行袋を持ち歩く必要がなく、また、達成感という意味では、ラウンドの方があるような気がしますね。

次回は、どうしようか・・。

詳細は、サイクリスト用ホームページに記載。

http://royroy.wp.xdomain.jp/category/roadbike-roy/roadbike-roy-roadbike-roy/

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2年ぶりロードバイクでアワイチ150キロに挑戦(ソロ)

デルタ株による緊急事態宣言が解除されない中、遠隔地へのロングライドが自粛を余儀なくされ、ソロでいける県内ならということで、2年ぶりにアワイチ(淡路島1周)に挑戦することにしました。
アワイチは私にとっては7回目(記録をしたもののみで、それ以前にも1~2回あるかも)です。

台風一過の2021年9月19日(日)、天候は晴れ、予想気温30℃、でも少し風が気になったのですが、7時30分明石港発のジェノバライン(高速船)に間に合うよう自宅を6時50分に出発し、15分足らずで到着しました。
この日は3連休の真ん中の日のためか、既にサイクリストが20名以上も船を待っていたのでびっくりです。時節柄でしょうかソロの人とカップル(夫婦?)が多く、2人以上のグループが半分弱程度でした。

岩屋港を7時51分にスタート。たまたま同じようなスピードのソロライダーがいましたので引っ張ってもらい順調に洲本に到着しました。

さあ、これからが最初の激坂です。アワイチで、この坂に来るといつも思い出すのは私が初めて、アワイチに挑戦したときは、足が攣ってしまって坂の途中で足の回復を待ち、結構な時間、休んだことです。最初は不安でしたね。あれから多分もう10年近くかあ・・。

最初の激坂も難なくクリアし、灘黒岩水仙郷あたりで一休みです。これから土生(ハブ)港を越えて第2の激坂が続きます。これらも何とかクリアです。

予定通り11時20分頃に福良に到着し、コンビニでしっかり休憩しました。

12時前に、福良を出発。さあ、これからまた第3の激坂区間です。但し、この坂を越えると、比較的アップダウンも少なくなるので、ここさえ越えればほぼ完走が見えてきます。これも、何とかクリアしました。その後、県道25号を順調に走り、あとは、サンセット通りを岩屋に向けて、北東に走るばかりです。

途中は、疲れからか、あまり景色をじっくりみる余裕もなかったのですが、岩屋まであと20~30キロの室津あたりの新しいレストラン付近は、車が大渋滞で、多くの人が店に入るのに大行列をしているのを見ました。デルタ株が少し収まった中の3連休とは言え、あの「密」はびっくりでした。

やっと、海の向こうに私の住む明石が見渡せるところに来ました。ゴールはもうすぐーーー。そして15時35分、スタート地点の岩屋港に無事にゴールしました!!。

家に帰り、今までのアワイチの記録を眺めると、気づいたことがありました。平均速度が、今回が最低!!!!。はやり体力が落ちてきましたね・・。
ちなみに今回の記録は以下の通りです。

距離:145.84キロ、平均22.6キロ/H、時間:6時間27分25秒、MX:56キロ。

詳細は、サイクリスト用のHPへ

2年ぶりでアワイチ150キロに挑戦(ソロ)

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ロードバイクで沖縄一周ソロライド420キロ挑戦(やんばるの森はタフなコースだった!)

ロードバイクで四国一周1000キロソロライドの後、次はどこに挑戦しようかと検討の末、沖縄一周ソロライドを念頭にリサーチをしました。コロナ下、日程については3月のコロナの緊急事態が解除されたことを受け、2021年4月9日からを想定(420キロを4日で走破)し、2週間前にフライトを押さえたのですが・・・。

4月に入り、コロナの変異種感染が徐々に増してきた中、沖縄へのフライトをキャンセルするか決めかねていました。私の住む兵庫県は、4月5日にまん延防止策として飲食店への閉店時間規制と補償を中心としたものでしたが、県外への移動はまだ「自粛」の項目に入っていませんでしたのでキャンセルはせず、とにかく行ってみて、臨機に帰ることを考え、2021年4月8日(木)に那覇へ飛びました。

私にとって沖縄は旅行では2回来ていますが、7年ぶりです。今回は4月9日(金)から、沖縄本島の外周420キロを4日間で走る計画で、予想では平坦なコースで余裕で完走できるのではと思っていました。

1日目の4月9日(金)は普天間、嘉手納基地前から美ら海水族館前、古宇利島と順調に走ったのですが、2日目に、沖縄本島最北端の辺戸岬の手前から、徐々に強風が吹き始め、また、アップダウンを繰り返すタフなコースとなり、辺戸岬を越えて南下し、約25キロ進んだ宿泊先の「アダガーデンホテル沖縄」には、何とか辿り着いたという状況でした。この辺り「やんばる」の森は、すれ違う車も少なく、こんなところで、パンクでもしたらどうしようと心配していた中、突然チェーンが外れる(以前、同じような現象で自力では元に戻せないことがありました)という「恐怖!」もありました。なお「やんばる」の道路脇には、よく「ロードキル注意」の表示があります。これは、ヤンバルクイナが車にひかれる事故があるということらしいのですが、多分、車の数は少ないので、スピードが速いのでしょうね。

その後、3日目の4月11日(日)のコースでは、宿泊した「アダガーデンホテル沖縄」から「やんばる」を南下した「キャンプ・シュワブ」までの約60キロが、依然アップダウンの激しいコースでした。その日は、当日の目的地である伊計島の最先端まで、今回の日程の中で最長の140キロを走りました。

最終日4日目の4月12日(月)は、那覇までの90キロで、海岸沿いに知念岬、平和祈念公園、ひめゆりの塔を越え那覇へ向かうコースでしたが、ほとんど平坦で、晴天で強風もなく、途中、広大な平和祈念公園でゆっくり昼食と休憩をし、順調に走り続け、無事に完走することができました。

今回のソロライドでは、途中3泊しましたが、さすがにどこもコロナ下で宿泊者も少ない状況でした。また、行き交うサイクリストも4日間を通じ20数名の方を見かけただけで、その内、外国の方(米軍関係者?)のサイクリストが約半数でした。いつも感じるのですが、日本のライダーはお互い会釈ですが、外国のライダーは手を挙げるんですね。また、ビーチでは、人との接触を避けるためか、小さなビーチに1家族だけいる光景をよく見かけました。

コロナの状況に関しては、途中の4月9日(金)の夜にホテルでテレビをみると、なんと沖縄県が東京、京都とともに「まん延防止策」を12日から実施し、これらの都府県は「県外への移動自粛」が入っていましたので、どうしようかと悩みました。結局11日に帰るのは無理ですが、とにかく早く帰ることを考え(順調にいけば13日に)、那覇に着いてすぐにフライト変更(幸いにもノーチャージで)をし、翌日慌ただしく神戸に戻りました。

今回は元々、一周420キロの想定でしたが、私のサイコン(サイクルコンピュータ)の数字は、多少迂回や初日に一旦先に行き、戻ったこともあり、450キロを指しています。振り返ると、「やんばる」の森はタフなコースでした。

詳細は、サイクリスト用ホームページに記載しています。

http://royroy.wp.xdomain.jp/category/roadbike-roy/roadbike-okinawa-roadbike-roy/

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